茶色いセージを使っていませんか?
茶色いホワイトセージが販売されているのを目にすることがよくあります。
ホワイトセージ等スマッジングハーブは乾燥させてから出荷しています。そのため販売されているセージが枯れるということはありません。
茶色いのは枯れているのではありません。バクテリアが繁殖して茶色く変色しているのです。
簡単な言い方をすれば腐っているということになります。
こういったバクテリアはどこにでも存在しますが、日本の湿気に長期間さらされたり悪条件が重なることで繁殖してしまいます。
セージ自体はバクテリアにとってはただの餌にすぎません。湿気と繁殖に適した温度があればいくらでも増えてしまいます。
バクテリアを燃やしているって気持ち悪いですよね?
ホワイトセージの収穫
日本の一般的なショップで販売されているホワイトセージは白人業者の手によって夏場に収穫されたものです。
白人の業者は売り方が上手く、簡単に取引が出来る為日本国内の流通量は圧倒的に多いようです。
当店は20年ホワイトセージに関わってきましたので、セージを見ればどういった人が収穫したものなのか判ってしまいます。
白人の業者は1年間に販売する分のセージを夏場にごっそり刈り取ります。
本来セージ業者の間には暗黙のルールがあり、小さい新芽は後の収穫のために残すことになっています。
しかし、白人の業者はそれらも含めて根こそぎ刈り取ってしまいます。 人件費等の兼ね合いであまり手間をかけることができないのでしょう。
葉のサイズもバラバラで茎も雑に扱われた痕が残っています。
セージに対する愛情が感じられず、商材としてしか見ていないことが伺えます。
毎月収穫
当店で取り扱っているホワイトセージは毎月丁寧に収穫されたものです。
この点にこだわりを持っています。 毎月収穫しているため葉のサイズは大き過ぎずベストな状態です。
冬場は葉が薄くなりますがこれが本当の自然のホワイトセージの姿です。
ホワイトセージの品質管理
日本では梅雨時から夏の終わりにかけて高温多湿の状態が続きます。
乾燥したセージにとってはやっかいな季節です。
税関で開封検査が行われるので、この時期に入荷するセージは湿気を帯びてしまっています。
当店では入荷したセージを除湿をし、スマッジングに最適な状態にしてから販売しています。
ほとんどの場合、1〜2日程度の除湿で販売できる状態にすることができます。
入荷時検査
ダメージの確認をします。税関検査にて開封されており、その際の湿気やゴミの混入の確認。輸送時の衝撃による破損の確認。
異物除去
収穫時に混入したゴミ(他の植物や石)を取り除きます。痛んだリーフも取り除きます。
B品選別
Bグレードのセージ(リーフが細かくなったもの)を選別します。
品質確認
全体の状態を把握し、クラスターとルーズリーフを幾つか取り出し燃え具合の確認をします。
湿度管理
税関検査時に数日間保税倉庫に放置されます。主にこのときに吸ってしまった湿気を取り除きます。梅雨時から秋にかけては特に時間をかけて入念に行います。
放射能検査
2011年10月に当店取り扱いのホワイトセージを放射能検査にかけ安全性の確認をとりました。